[ニュース雑感][音楽]ビョークとチベット問題・・・正義を!
2月に来日した際には残念ながら行けなかったのだが、ビョークが3月4日の中国でのライブにて、なんとチベット独立について歌ってしまったらしい。
ステージで「チベット独立」叫んだ歌手ビョーク、当局激怒で法的手段に―中国 Record China 3月10日
中国でのライブの映像はこちら。
もともとビョークは1996年にサンフランシスコで行われたチベタンフリーダムコンサートにも参加しており、チベット問題に関心が高いことは既に知られている。
(このライブはビースティーボーイズの呼びかけで開かれ、ビョークのほかに、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ベック、フー・ファイターズ、そしてもちろん、我らが戦うミュージシャン(笑)のレイジ・アゲインスト・サ・マシーンも参加。)
しかし今回は、中国にて歌ったのだから、まったく意味が違う。ビョーク、あまりにも大胆。その勇気、大絶賛!
ところで、チベット問題といっても、日本人のなかではあまり馴染みがないのかもしれない。
チベット民族は、1913年モンゴルと一緒に念願の独立を宣言したにもかかわらず1949年中華人民共和国が誕生したとたん毛沢東の中共政権によって侵略、滅亡させられてしまった民族である。1959年にダライ・ラマがインドに亡命して以来、チベットはもはやチベット民族のチベットではなくなっている。
中共軍の弾圧はすさまじく、チベットがずっと鎖国政策をしてきた関係でほとんど内部の情報が漏れなかったという悪条件も重なり、百万人以上のチベット人が虐殺され寺院、仏像、書物、などすべての文化遺産が破壊されつくされ、チベット文化は抹殺されたのだ。女性は強姦され、僧と尼僧が衆目の中で交わることを強制され、幼児も赤児も容赦なく殺され・・・。
中共は大量の中国人をチベットに送り込み、チベット人の土地をとりあげ、チベット語を禁じ、チベット民族の抹殺と文化の消滅を図っている。広大なチベットの領土は、資源の奪取と核兵器の実験場と化している。
これが、戦前ではなく、戦後に起こった、そして今もなお現在形の事件であることを知っている日本人は以外と少ないのではないか。
で、ビョークの話に戻るが、中国政府は予想以上に大きな反応を示している。女性歌手がステージ上で「チベット」と叫んだだけでこの反応。チベットについて指摘されることがどれほど中国政府にとってダメージがいかに大きいかがよくわかる。
チベット問題については、各国ごとにスタンスは異なる。昨年ダライラマと会談を持った(つまり亡命政府の存在を国として認めている)アメリカやドイツと違い、日本は正式にダライラマと会ったのは1970年代後半の大平首相が最後らしい。それ以降は中国政府への配慮という理由から首相が会見していないどころか、ダライラマが訪日する際には政治家との会談を禁止するなど、活動の制限さえ行っている。これでは、チベット弾圧に関して日本は中国に協力していると非難されてもおかしくない。
靖国参拝やら歴史認識問題で散々外交的に攻撃をされている中国に対して、日本は中国の建前を尊重して今尚続く抑圧を見て見ぬフリ。
ネット右翼でなくとも、ちょっとおかしいんじゃないと思うのではないか?
まあ、極めて政治的な話なので、中国についても日本の対応についてもこれ以上突っ込むことはやめようと思う。
それにしても、政治家やジャーナリストよりもある意味では影響力のあるアーティストがこういう行動で世の中に対して広く「気づき」を与えていくのは、立派だなぁと思うし、音楽の力を再確認させられるわ。
最後に、本件に関するビョークの正式見解を引用して、締めることにしましょ。
ステージで「チベット独立」叫んだ歌手ビョーク、当局激怒で法的手段に―中国 Record China 3月10日
ビョークには法的措置をとると述べたうえで、今後中国を訪れる海外のアーチストや団体の芸術活動について、より厳しいチェックを行うことを明らかにした。
中国でのライブの映像はこちら。
もともとビョークは1996年にサンフランシスコで行われたチベタンフリーダムコンサートにも参加しており、チベット問題に関心が高いことは既に知られている。
(このライブはビースティーボーイズの呼びかけで開かれ、ビョークのほかに、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ベック、フー・ファイターズ、そしてもちろん、我らが戦うミュージシャン(笑)のレイジ・アゲインスト・サ・マシーンも参加。)
しかし今回は、中国にて歌ったのだから、まったく意味が違う。ビョーク、あまりにも大胆。その勇気、大絶賛!
ところで、チベット問題といっても、日本人のなかではあまり馴染みがないのかもしれない。
チベット民族は、1913年モンゴルと一緒に念願の独立を宣言したにもかかわらず1949年中華人民共和国が誕生したとたん毛沢東の中共政権によって侵略、滅亡させられてしまった民族である。1959年にダライ・ラマがインドに亡命して以来、チベットはもはやチベット民族のチベットではなくなっている。
中共軍の弾圧はすさまじく、チベットがずっと鎖国政策をしてきた関係でほとんど内部の情報が漏れなかったという悪条件も重なり、百万人以上のチベット人が虐殺され寺院、仏像、書物、などすべての文化遺産が破壊されつくされ、チベット文化は抹殺されたのだ。女性は強姦され、僧と尼僧が衆目の中で交わることを強制され、幼児も赤児も容赦なく殺され・・・。
中共は大量の中国人をチベットに送り込み、チベット人の土地をとりあげ、チベット語を禁じ、チベット民族の抹殺と文化の消滅を図っている。広大なチベットの領土は、資源の奪取と核兵器の実験場と化している。
これが、戦前ではなく、戦後に起こった、そして今もなお現在形の事件であることを知っている日本人は以外と少ないのではないか。
で、ビョークの話に戻るが、中国政府は予想以上に大きな反応を示している。女性歌手がステージ上で「チベット」と叫んだだけでこの反応。チベットについて指摘されることがどれほど中国政府にとってダメージがいかに大きいかがよくわかる。
チベット問題については、各国ごとにスタンスは異なる。昨年ダライラマと会談を持った(つまり亡命政府の存在を国として認めている)アメリカやドイツと違い、日本は正式にダライラマと会ったのは1970年代後半の大平首相が最後らしい。それ以降は中国政府への配慮という理由から首相が会見していないどころか、ダライラマが訪日する際には政治家との会談を禁止するなど、活動の制限さえ行っている。これでは、チベット弾圧に関して日本は中国に協力していると非難されてもおかしくない。
靖国参拝やら歴史認識問題で散々外交的に攻撃をされている中国に対して、日本は中国の建前を尊重して今尚続く抑圧を見て見ぬフリ。
ネット右翼でなくとも、ちょっとおかしいんじゃないと思うのではないか?
まあ、極めて政治的な話なので、中国についても日本の対応についてもこれ以上突っ込むことはやめようと思う。
それにしても、政治家やジャーナリストよりもある意味では影響力のあるアーティストがこういう行動で世の中に対して広く「気づき」を与えていくのは、立派だなぁと思うし、音楽の力を再確認させられるわ。
最後に、本件に関するビョークの正式見解を引用して、締めることにしましょ。
i would like to put importance on that i am not a politician, i am first and last a musician and as such i feel my duty to try to express the whole range of human emotions. the urge for declaring independence is just one of them but an important one that we all feel at some times in our lives. this song was written more with the personal in mind but the fact that it has translated to its broadest meaning, the struggle of a suppressed nation, gives me much pleasure .
i would like to wish all individuals and nations good luck in their battle for independence.
justice !
私は政治家ではなく、終始一貫してミュージシャンであるということを重要視したい。それゆえ、私の任務は人類のあらゆる感情を表現しようと努めることだと思っています。独立を宣言するよう促すのは、その1つにすぎない。でも、それは我々が生きる上でときに誰もが感じる重要な感情の1つです。この曲はより個人的な胸のうちを綴ったものでしたが、実際にはより広義に解釈されています。つまり、抑圧された国家の苦闘という意味です。これは私にとっては非常に喜ばしいことです。
すべての人々や国家が独立を求める闘いにおいて幸運を授かることを私は願っています。
正義を!
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